従業員の心を掴むユニークな福利厚生制度20選|福利厚生管理士が企業好事例を徹底解説

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企画を立てる

働き方改革や少子高齢化が進む中、多くの企業にとって安定的な「人材を確保すること」は決して無視できない問題です。

自社がより社会に認知され、求職者や従業員に喜ばれるためには、「こんな会社で働いてみたい」と思われるようなインパクトのある福利厚生制度が不可欠になってくるでしょう。

そこで今回は、アピールポイント別にまとめたユニークな福利厚生事例と、企業担当者であれば必ず知っておきたい導入のポイントをご紹介します。

ご自身の企業で福利厚生を導入する際の参考となれば幸いです。

1人600円〜福利厚生の導入が出来る「ベネフィット・ステーション」

もしもこの記事をお読みの方の中に福利厚生サービスをお探しの方がいらっしゃいましたら、福利厚生アウトソーシングサービスの「ベネフィット・ステーション」を検討してみましょう。

・従業員1名あたり600円~から導入ができる
・一部上場企業の約半数のシェアを誇る導入実績
・従業員が企業担当者を介さずサービスを利用できるので導入後の事務作業はほとんどない

などのメリットがあります。以下より無料で資料のダウンロードが可能です。この機会にご覧ください。

ユニークな福利厚生を導入するメリットは、安定的に優秀な人材を確保すること

従業員満足度を計測する方法

ユニークな福利厚生制度があることで、企業はどのようなメリットを得られるのでしょうか。

それは、安定的に優秀な人材を確保できることです。

他に例のない独自のアイディアは、周囲からの注目を集めます。するとメディアなどで取り上げられようになり、より多くの求職者に認知されます。就職を希望する人が増えることで、結果として採用力強化や自社のブランディングへと繋がります。

従業員の心を掴むユニークな福利厚生事例20選

従業員満足度とは?明日から実践できる5つの考え方と企業事例を解説

この章では、全20の事例をご紹介します。

しかし、20ある事例を一度に読み学習することはとても大変なので、課題別に8つのカテゴリーを作りました。

今現在、自社の経営課題は何か?またそれを解決するために他社はどのような取り組みをしたのか?という視点で事例を確認してみてください。それでは早速、見ていきましょう。

手当の拡充:全従業員へ、包括した経済的サポートを充実させたい
家族支援:家族や子供を持つ従業員へのサポートを手厚くしたい
子育て支援:子育て中、もしくは直近で出産予定のある従業員へのサポートを充実させたい
女性の活躍:女性の採用強化やどのように女性の活躍支援をしていけば良いか模索している
働き方改善:従業員の残業時間の削減や、より効率的な働き方を目指している
有給取得:従業員の有給取得率の向上が課題
キャリア支援:従業員のキャリア形成に対するサポートをどのようにしていけば良いかが分からない
社内コミュニケーション:社員同士のコミュニケーションを活性化させたい

現在の自社の課題と照らし合わせ、どのようなアピールポイントを強化すれば良いかを考えてみてください。

手当の拡充

CROOZ 株式会社の『ルーラ制度』

https://crooz.co.jp/より

CROOZ 株式会社は、スマートフォンゲームの開発会社です。

▼『ルーラ制度』とは

勤続丸7年を迎えた社員に、5日間の休暇と15万円の旅行代金をプレゼントする制度です。

▼ここがユニーク!

「ルーラ」とは、人気RPGゲーム「ドラゴンクエスト」に登場する呪文です。一度行ったことのある町に、一瞬にして移動することができます。

永年勤続表彰として、休日と旅費をプレゼントする福利厚生制度は比較的メジャーです。しかしゲームの名称をつけることで、申請すればワクワクが止まらない、また勤続7年未満の従業員も思わず目指したくなる、ゲーム開発会社ならではのユニークな制度となりました。社員からも「覚えやすい」「自慢になる」といった評判を得られています。

詳細:経済産業省|事業例

バートンジャパン株式会社の『リフトチケット割引』

https://www.burton.com/jp/ja/homeより

スノーボード用品製造会社のバートンジャパン株式会社では、従業員に対する割引制度が充実しています。

▼『リフトチケット割引』とは

スキー場のリフト券代への一部補助金制度です。プライベートでもスキー場へ遊びに行く従業員が多いことから考案されました。

▼ここがユニーク!

自社製品の割引購入はメジャーな福利厚生ですが、自社の商品をプライベートでも使用する「機会」をも提供する切り口は稀でしょう。

従業員は自社製品を試しながら、生活費を圧迫することなくプライベートも充実させることができます。

詳細:BURTON公式サイト

株式会社アイアンドシー・クルーズの『発電手当』

https://www.iacc.co.jp/より

株式会社アイアンドシー・クルーズは、太陽光発電/エネルギー領域、リフォーム/住生活領域、ガス・金融事業等のサービスを提供している企業です。

▼『発電手当』とは

従業員が自身の持ち家に太陽光発電システムを設置した場合に支給される、購入補助制度です。

▼ここがユニーク!

自宅へのシステム導入にも補助を出す面白い取り組みと、「発電手当」という他に類を見ない名前付けで注目を集めました。地球環境の保護にも貢献できるため、利用すれば一石二鳥の福利厚生制度です。

自社サービスの住宅用太陽光発電システム比較サイト「グリーンエネルギーナビ」を使う機会にもなっています。

詳細:アイアンドシー・クルーズ公式サイト

家族支援

大和ハウス工業株式会社の『親孝行支援制度』

https://www.daiwahouse.co.jp/より

大手ハウスメーカーの大和ハウス工業株式会社は、従業員のライフステージに合わせた福利厚生で注目を集めています。

▼『親孝行支援制度』とは

遠方にいる要介護状態の親の介護に関わる理由で帰省する際の交通費相当額として、帰省距離に応じて「親孝行支援補助金」(年4回まで)を支給する制度です。

▼ここがユニーク!

遠距離介護する従業員にとって、交通費は生活費の大きな足かせです。最悪の場合は、退職して実家に戻ってしまうことも考えられます。

従業員の家族形態に応じた柔軟な働き方をサポートする同制度は、そんな社会課題を解決する先駆的な福利厚生制度と言えるでしょう。なぜなら高齢化の進行と共に対象者は増え続けることから、多くの企業が同様の制度を始めることになると予想されるからです。

なお同社では、配偶者や子も対象にした『家族の看護休暇』(年5日)や、出産・育児短時間勤務制度(子が小学校3年生まで短時間勤務ができる制度)など、かゆいところに手が届く制度も充実しています。

詳細:大和ハウス工業株式会社公式サイト

Chatwork株式会社の『出産立会い制度』と『チャット保健室』

https://corp.chatwork.com/ja/より

メッセージサービス「チャットワーク」の提供やセキュリティソフトの販売を手掛けるChatwork株式会社は、従業員の声から発案された、家族のための制度が整っています。

『出産立会い制度』

男性社員向けの、出産予定日の前後で在宅勤務を認める制度です。

▼『チャット保健室』

従業員が、いつでもどこでも、チャットで医学相談サービスを受けられるサービスです。それぞれが使っているPCやデバイスからアクセスできます。相談内容は、提携先サービス提供企業が管理しているため、Chatworkは関与しません。

▼ここがユニーク!

Chatwork株式会社の福利厚生制度は、「快適なリモートワークを促す」ことを前提として導入されている点が特徴です。

家族支援においては、子連れ出勤や託児所もメジャーな福利厚生ですが、あえてオフィス出勤を強制しない社風に沿った制度を優先的に導入することで、同社のアピールポイントに一貫性を持たせています。

詳細:日経XTECH|チャット保健室や4000円ランチ、社員流出を止めた福利厚生

関連記事

ChatWork株式会社のその他の福利厚生については、インタビュー記事「社員の健康が会社にとって最も大切、Chatworkが考える社員との向き合い方とは」も合わせてご覧ください。

子育て支援

株式会社バンダイの『出産お祝い金制度』

https://www.bandai.co.jp/より

▼『出産お祝い金制度』

1子・2子の出産時には20万円、3子目以降にはそれぞれ200万円が支給される制度です。

▼ここがユニーク!

キャリアが中断されてしまう、会社に迷惑がかかるといった理由から、出産のタイミングに悩む社員は少なくないでしょう。一方こうした制度があれば、周囲に気兼ねせず自身のワークライフバランスを向上させられます。

支給金額も、他に類を見ない高額で、女性社員の就労環境や人材採用の観点でも魅力的に映るはずです。

詳細:株式会社バンダイナムコビジネスアーク公式サイト

株式会社メルカリの『認可外保育園補助』

https://www.mercari.com/jp/より

フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリでは、従業員が安心して出産や育児に専念できる環境を支援する取り組みが充実しています。

▼『認可外保育園補助』とは

従業員の子どもが認可保育園に入れず、認可外保育園に入園することになった場合、保育料の差額分を会社が全額負担する制度です。

従業員がおもいっきり働ける環境づくりを目指した人事制度「merci box」において、2016年の「産休・育休中の給与の100%保障」に続き、2017年から導入されました。

▼ここがユニーク!

所得により変動しますが、認可保育園の月謝は平均2万円です。認可外保育園の月謝は平均10万円程かかります。差額の8万円は、従業員にとって決して軽い負担ではありません。

そんな子育てをしている従業員の「認可保育園に入れなかったらどうしよう」「今の給料では厳しくなるかも」といった心理的・経済的な負担を軽減してくれます。シンプルですが革新的なアイディアと言えるでしょう。

また産休や育休を経て復職した従業員に対しては復職一時金を支給し、継続的なキャリア形成のサポートをしています。

詳細:株式会社メルカリ|Go Boldな働き方を促進!「merci box」に認可外保育園補助が追加されました

GMOインターネットグループの『キッズルーム GMO Bears』

https://www.gmo.jp/より

インターネットインフラ、インターネット広告・メディア事業などを牽引するGMOインターネットグループは、「世界一の人財が集い成長する場」を目的とし、福利厚生制度を拡充しています。

▼『キッズルーム GMO Bears』とは

「愛と笑顔」「信頼と思いやり」「遊びとIT」をモットーにした社内託児所です。生後57日目以降から預け入れができます。子どもたちがのびのびと過ごせる環境を保育士たちがサポートし、「世界一の託児所」を目指しています。

▼ここがユニーク!

子育てをしながら働く従業員にとって、保育園の送り迎えや毎朝の準備、ラッシュ時の荷物運びは、本業以前に体力を持っていかれる重作業です。かといって子連れ出勤で職場に迷惑をかけたくはないし、働いている間の子どもの様子も気になるといった具合に、様々な悩みを抱えています。

GMO Bearsは、そうした悩みを一気に払拭してくれる、従業員に寄り添った優しい制度です。

保護者である従業員が準備する荷物は、なんと「子どもの1日分の着替え」のみ。オムツや布団、食器は全てGMO Bearsが用意してくれます。保育士数が多く、きめ細やかなケアをしてくれるのも魅力の一つ。もちろん、お昼休みに子どもの様子を見に訪れることもできます。GMO Bears公式サイト(http://gmobears.jugem.jp/)で、毎日の活動内容を詳細に知ることができるのも、安心できるポイントです。

詳細:GMOインターネットグループ公式サイト

女性の活躍

株式会社サイバーエージェントの『macalon(マカロン)パッケージ』

https://www.cyberagent.co.jp/より

インターネット広告事業を展開する株式会社サイバーエージェントは、女性の従業員に配慮した福利厚生で注目を集めています。2014年5月当時、女性社員比率が32%と多くの女性が活躍している職場をより快適にするために、「macalon(マカロン)パッケージ」が導入されました。

▼『macalon(マカロン)パッケージ』とは

「macalon(マカロン)パッケージ」は、同社の女性従業員のワークライフバランスを充実させることを目的とした、包括的な女性支援制度です。

1.エフ休(月1回まで)

女性特有の体調不良の時に取得できる特別休暇です。「エフ」は「Female」の「F」を指し、利用用途をわからないようにすることで、休暇取得のハードルを下げています。

2.妊活休暇(月1回まで)

不妊治療中の女性社員が、治療や通院などを目的に取得できる特別休暇です。「エフ休」の名前で申請することで、休暇取得の理由を伏せることができます。

3.妊活コンシェル

妊活に興味がある社員や、将来の妊娠に不安がある社員が、専門家に月1回30分の個別カウンセリングで相談できる制度です。

その他、子どもの看護時に在宅勤務できる「キッズ在宅」や、 子どもの学校行事に取得できる「キッズデイ休暇」があります。

▼ここがユニーク!

すでに子どものいる女性や復職希望者を対象としたサポートが一般的な一方で、これからのライフステージで出産・子育てを考えている女性社員も視野に入れた点が特徴的です。

女性特有の体調不良や妊活といった、休暇取得理由を報告しづらい項目をあえてパッケージ化し、女性の労働ストレスを軽減しています。

「ママ(mama)がサイバーエージェント(CA)で長く(long)働く」という意味を込めてつけられた「macalon」という名称も、可愛らしくてユニークです。

現在では、女性活用促進の独自制度「macalonパッケージ」をはじめとする福利厚生の充実により、なんと98%の復帰率を誇っています。

詳細:株式会社サイバーエージェント|在宅勤務や妊活休暇など新制度「macalon(マカロン)パッケージ」を導入

働き方改善

株式会社Okutaの『パワーナップ』

https://www.okuta.com/より

株式会社Okutaは、新築・増改築リフォームの企画・設計・施工・アフター管理・不動産仲介を行う企業です。自然素材や住む人の健康に配慮したリフォームスタジオ「LOHAS studio」を運営しています。

▼『パワーナップ』とは

従業員が眠いと感じたタイミングで15~30分程度の仮眠をとれる制度です。昼食休憩以外の午後の時間帯であれば、いつでも認められています。

▼ここがユニーク!

一見、個人でも取り入れられそうなアクティビティをあえて制度化することで、社内全体の風土として浸透させた発想がなんともユニークと言えましょう。個々の判断力・責任力の向上や、休憩と業務のメリハリにも繋がっています。

年に数回行われる営業会議や全社員会議、社内研修の場合にも、必ず一定の仮眠時間が設定されています。

詳細:株式会社OKUTA公式サイト

株式会社エンファクトリーの『パラレルワーク制度』

https://enfactory.co.jpより

オンラインショッピング事業を中心に手掛ける株式会社エンファクトリーでは、終身雇用の保証性が揺らいでいる今の時代を見据えた制度が一目置かれています。

▼『パラレルワーク制度』とは

従業員に、本業以外の事業に関わることを推進した、副業歓迎の新しい制度です。

あくまでも「収入の複線化」ではなく、自身が主体的に関与する事業を複数持つ「掛け持ち体制」を指します。

▼ここがユニーク!

人生やキャリアを自分自身でデザインする必要がある時代にのり、「副業禁止」の正反対である「専業禁止」を挙げた点が、勇気ある先駆的な取り組みと言えるでしょう。

ただ従業員を野放しにするのではなく、数ヵ月に一回の報告会で、事業内容や収入をオープンにすることで、本業をおろそかにしない風通しの良い風土を守っています。

また退職もしくは独立する従業員は、退職後も協業したり情報交換したり、関係を断つことなく助け合える「フェロー」を選ぶことで、事業パートナー的な存在として相互に関わり続けることができます。

詳細:株式会社エンファクトリー公式サイト

株式会社スタートトゥデイの『ろくじろう』

https://corp.zozo.com/より

大手ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営で知られる株式会社スタートトゥデイは、従来当たり前とされてきた労働時間の認識を変える、独自の取り組みを打ち出しました。

▼『ろくじろう』とは

2012年5月より実施された、「1日6時間労働」を可能にした独自の制度です。

▼ここがユニーク!

同制度は、1日8時間労働が当たり前になった常識をくつがえす、挑戦的な取り組みと言えるでしょう。短時間でも生産性を落とさないことが求められるため、集中力して取り組むことで、結果的に仕事の効率を上げることが期待されています。

なお就業規則上はあくまで8時間労働なので、早上がりしても給料は下がりません

結果、2017年の10~12月の従業員一人あたりの労働生産性(1日当たりの売上÷1日当たりのスタッフの総労働時間)は、前年比25%上昇しています。

株式会社さくらインターネットの『さぶりこパッケージ』

https://www.sakura.ad.jpより

インターネットインフラサービスを提供する株式会社さくらインターネットは、従業員の仕事へのモチベーションを高める包括的で手厚いサポートを用意しています。

▼『さぶりこパッケージ』とは

さぶりことは、「Sakura Business and Life Co-Creation」の略(SaBuLiCo)です。中でも、従業員の自由な働き方をサポートしている以下の制度が人気を集めています。

1.さぶりこ フレックス

その日の勤務時間を10分単位でスライドできる制度です。

2.さぶりこ どこでもワーキング

その日の所定労働時間分の労働時間を確保すれば、自宅・カフェ・コワーキングスペース・自社の他拠点など、都合にあった場所での勤務ができる制度です。

上記2つを掛け合わせた勤務例:

https://www.sakura.ad.jp/information/pressreleases/2017/03/31/90178/より

▼ここがユニーク!

勤務時間を短時間(10分)ごとに決められるのと、働く場所を問わない自由さが魅力的な施策です。

特に配偶者や子ども、要介護の親族などがいる場合、急な対応に追われる可能性もあり、日々のスケジュールを固定化させることが難しいでしょう。

しかしこの制度なら、休憩時間も含め、自分だけの働き方を確立できます。

詳細:株式会社さくらインターネット公式サイト

株式会社サイボウズの『働き方宣言制度』

https://cybozu.co.jp/より

クラウドサービスの開発、販売などを行うサイボウズ株式会社では、ますます自由度を増した働き方が推進されています。

▼『働き方宣言制度』とは

2018年4月よりスタートした、従業員一人ひとりが「自身の働き方」を自由に宣言する制度です。

働き方宣言制度の例:

https://cybozu.co.jp/company/work-style/より

▼ここがユニーク!

時短や在宅といった働き方を、決まった選択肢の中から「選ぶ」のはなく、100%自己流にカスタマイズして「宣言」する点が新しい取り組みです。曜日別に、働く時間・場所・残業の可否など、自身の働き方を記述し、社内に発表します。

同社では、以前は労働時間とオフィスの滞在時間の長短で分けた9種類の働き方を選択していました。しかし9種類をもってしても、全ての従業員のニーズには応えきれなかったそうです。「100人いたら100通りの働き方」があることから、現在は宣言制にし、一人ひとりの生活リズムに寄り添っています。

その結果、2005年には28%だった離職率は、現在ではその7分の1、約4%にまで激減しました。

詳細:株式会社サイボウズ公式サイト

有給取得

株式会社ジークレストの『推しメン休暇』

https://www.gcrest.comより

ゲームの企画・開発・運営を手がける株式会社ジークレストには、『推しメン休暇』と呼ばれる型破りの福利厚生制度があります。

▼『推しメン休暇』とは

アニメやマンガ、ゲームのキャラクター、タレントや声優など、自分のイチ推しメンバーの記念日に、休暇を取得できる制度です。年に1度まで、お祝いを支援するための活動費(上限5000円まで)を会社が負担してくれます。

▼ここがユニーク!

推しメンの誕生日やライブ開催日への参加を企業がサポートしてくれるとは、一体誰が想像できたでしょうか。

好きなメンバーを応援することが、そのまま仕事に繋がるとは、従業員にとっては喜ばしい制度に間違いないでしょう。こちらは、様々なアイディアに触れることで、ゲーム開発に役立てて欲しいという思いから実施されているそうです。ゲーム会社ならではの個性的な福利厚生制度です。

詳細:株式会社ジークエスト公式サイト

ワヴデザイン株式会社の『30日休暇制度』

https://www.wab.cc/より

ワヴデザイン株式会社は、ウェブ、アプリ、プリンティング、ムービー制作を手掛けるプロモーション・ブランディング企業です。社会人にとってほぼ不可能である「1ヶ月の休暇取得」を叶える制度で、世間の注目を集めました。

▼『30日休暇制度』とは

文字通り、11ヶ月働けば1ヶ月休むことができる休暇制度です。2012年にスタートしました。旅行・語学留学・習い事・他企業でのインターンなど、用途は問いません。

▼ここがユニーク!

週休2日ではどうしても限られてしまうリフレッシュ休暇を、思い切って30日まで伸ばすことで、普段の業務から離れて自分の人生設計を深く考える機会を与えています。

より多くの経験(インプット)をして、より良いデザイン(アウトプット)をする」ことが、充実した人生に繋がるというコンセプトが、クリエイティビティーが求められる企業ならではの発想です。

詳細:ワヴデザイン株式会社公式サイト

キャリア支援

株式会社アカツキの『役員ランチ』

https://aktsk.jp/より

モバイルゲーム、ライブエクスペリエンス事業に特化した株式会社アカツキには、社員全員に配慮したシンプルだけれども画期的な制度が整っています。

▼『役員ランチ』とは

従業員が誰でも、月に1回まで役員を直々に指名してランチを設定することができる制度です。費用は会社負担です。

▼ここがユニーク!

普段社内で会話をする人は、同じ部署の先輩・後輩か、せいぜいその上司と限られているでしょう。忘年会・新年会・研修といった特別なタイミングがなければ、会社の重役と話す機会はなかなかありません。

一方、同制度を使えば、従業員は役員と直接意見交換やキャリア相談をすることができ、また役員は現場の声を聞くことができます。双方にとってWin-Winな制度です。

詳細:株式会社アカツキ公式サイト

株式会社Okutaの『出戻り手形制度』

https://www.okuta.com/より

住宅リフォーム・マンションリフォームを手がける株式会社Okutaは、従業員の復職を約束するユニークな制度を生み出しています。

▼『出戻り手形制度』とは

退職後2年以内の再入社であれば、退職前の役職・ポジションが復職になる制度です。

▼ここがユニーク!

人生には様々なイベントがありますが、働き続けたいと思う者なら誰しも、キャリアの中断が心配になるでしょう。やむを得ない事情で働けなくなることも、なきにしもあらずです。そんな中、退職前と同じ役職やポジションに戻れる約束は、従業員にとっては喜ばしいものでしょう。

出戻り手形は、「弊社がいやでやめていくわけではない人を、応援していこうという気持ち」から作られた制度です。(総務部広報課・談)

「手形」という名称にも、会社が約束を守ってくれる安心感がありますね。

詳細:株式会社Okuta公式サイト

社内コミュニケーション

ウェディングパークの『8(はち)活』

https://www.weddingpark.co.jpより

▼『8(はち)活』とは

朝8時までの早朝出社をすると、各従業員にポイントがつき、その合計ポイントが貯まると朝食が提供される朝活支援制度です。

社内制度創出コンテスト「せどつく」で、新入社員から出たアイディアを元に制度化されました。

▼ここがユニーク!

ただ朝食が出されるだけでなく、社内コミュニケーションを目的とした「朝活パーティ」や「朝ヨガ」が、従業員によって社内で開かれています。制度や取り組みを従業員の声から取り入れることで、自ら会社を創っているモチベーションが高まる点がユニークです。

なお「せどつく」では、過去に以下の制度も実現しています。

・祝って22(ふうふ):結婚記念日(1 周年、10 周年、25 周年)でお祝い金を 2 人分付与する制度

・家族へありが10(とう):自分の家族へ感謝の気持ちを伝える特別休暇(1日)が取得できる制度

詳細:株式会社ウェディングパーク公式サイト

クックパッド株式会社の『まかない』

https://info.cookpad.com/より

日本最大の料理レシピサービスCookpadを運営するクックパッド株式会社には、従来の食費手当から一歩踏み込んだ制度があります。

▼『まかない』とは

従業員が自由に料理のできるキッチンで、会社が用意した食材を自由に使って「まかない」を作れる制度です。

▼ここがユニーク!

すでに出来上がった食事を提供するのではなく、従業員が一緒に何かを作ることで、社内コミュニケーションの活性化に繋げた点に同社らしさが見られます。

社員ブログによると、「お昼ごはんをキッチンでつくったことはありますか?」(年齢・部署ランダムに10名)というアンケートには、なんと全員が「YES」と回答していました。

社内キッチンでは、飾り巻き寿司の作り方といったワークショップから、クリスマスパーティなど季節に合わせたイベントまで、従業員同士のさまざまな交流が生まれる「キッチンイベント」が行われています。

詳細:株式会社クックパッド公式サイト

ユニークな制度をただ作るだけではNG!重要なことは“従業員が喜ぶ”福利厚生を導入すること

女性比率の多い企業

ここまで、ユニークで素晴らしい福利厚生制度を解説してきました。

この章では、福利厚生を導入する際に気をつけたい導入方法と従業員に喜ばれるための基本的な考え方についてご紹介していきます。

1)基本的な考え方「福利厚生を浸透させるのに不可欠な3つの要素」

制度の導入前に改めて確認しておきたいことがあります。それは、ユニークな福利厚生を導入する目的は、一時的な人材確保ではなく優秀な人材を定着させること、です。

「ユニークさ」ばかりを追求し、一回だけしか制度が使われない…もしくは制度が全く使われないようでは意味がありません。

大切なことは、従業員が持続的に使ってくれることです。

持続的な福利厚生制度を導入するには、まず以下の3ポイントを抑えているか考えてみましょう。

  • 「多くの人が使える」・・・従業員からの意見や希望と向き合っているか
  • 「いつでも使える」 ・・・従業員の利用度が高く社内制度として浸透しているか
  • 「高受益」     ・・・事業や業務への副次的効果にもつながっているか

なぜこの3つの要素が重要なのか、求職者のリアルな声がわかる調査から考察してみたいと思います。

以下は、総合人材サービスを提供するマンパワーグループが、過去・現在において仕事をしたことがある男女972人(18~60歳)を対象に福利厚生に関するアンケートを行いました。

これまで勤務した会社において、実際にあった福利厚生でよかったと思う制度は何ですか?」という問いに対し、1〜3位までは以下のような結果となりました。

1位「食堂・昼食補助」

2位「住宅手当・家賃補助」

3位「余暇施設、宿泊・レジャー施設などの割引制度」

引用:http://www.manpowergroup.jp/

1位の「食堂・昼食補助」と2位の「住宅手当・家賃補助」は、全ての人に不可欠な衣食住へのサポートです。食事は毎日、住宅は毎月一定のコストがかかります。

しかし、このコストを企業が制度として負担(福利厚生としてサポート)をしてくれれば、従業員一人ひとりの家計はとても楽になります。

さらに、衣食住のサポートは、誰にでも必ずメリットがあるので、受益金額も万単位であることが想定できます。多くの従業員が制度の導入を喜んでくれるでしょう。

また、3位の「余暇施設、宿泊施設・レジャー施設などの割引制度」は、いわゆるクーポンの利用により余暇での出費を抑えられます。希望すればいつでも使える上に、こちらも受益は高いといえます。

 

多くの人が使える

いつでも使える

高受益

食堂・昼食補助

住宅手当・家賃補助

余暇施設、宿泊施設・レジャー施設などの割引制度

この結果から、従業員に喜ばれる福利厚生制度には、必ず「多くの人が使える・いつでも使える・高い受益」の3つの要素が満たされていることが重要だと考えられます。

しかし、例外もあります。例えば、女性従業員の多い企業であれば、出産や子育て支援の拡充が考えられますし、反対に30代以上の男性が多い企業であれば、親の介護や家族支援を充実させるのが得策かもしれません。

まずは社内のニーズ調査をし、従業員に喜ばれた実績のある福利厚生の導入から検討しましょう。

2)0→1ではなく1→2にすることを目標とし制度を作る|ユニークさの創出には「発想の転換」が大事

これまで、従業員に喜ばれる福利厚生に欠かせない要素を説明してきました。しかし食費や家賃の補助は、企業にとってコストも工数もかかるもの。

「従業員に喜ばれる福利厚生は理解しているけれど、自社にそんな予算はない」

「圧倒的な人手不足で余裕がない」

そんな悩みを抱えた企業担当者も、少なくありません。

しかし、ユニークな福利厚生制度は、ちょっとした発想の転換で、簡単に生み出すことができます。今回ご紹介した事例で考えてみましょう。

制度の名前をユニークにする

CROOZ 株式会社の有給制度『ルーラ』は、ゲームの呪文名を踏襲することで、申請者にワクワクを与えられる斬新なアイディアでした。また株式会社Okutaの『出戻り手形制度』は、「手形」という文言を入れることで、「約束を守ってもらえる安心感」が付加価値となります。

さらに大和ハウス工業株式会社の『親孝行支援制度』も、有給休暇取得の名称を変えることで、あたかも新しい施策のように打ち出した成功例です。

前向きなネーミングにするだけで一目置かれる制度になりますし、利用目的を明確にすることで、後ろめたくて取得できなかった有給を申請する後押しにもなるかもしれません。

今ある風潮/人間の体内時計を制度化する

仮眠を制度化した株式会社Okutaの『パワーナップ』は、「食後の眠気」という誰にでも起こりうる生理現象をあえて制度にすることで、業務の効率化に繋げた成功例と言えます。

今までの決定を従業員に託してみる

株式会社サイボウズの『働き方宣言制度』やウェディングパークの『8(はち)活』は、従業員自らのアイディアが制度となったものです。

企業側が制度として決めつけるのではなく、従業員の主体制を尊重することで責任感やモチベーションが高まり、「働きやすさ」だけでなく「働きがい」を感じることができます。

このように、ユニークな福利厚生は、必ずしも莫大な予算や人的リソースを必要とするものではないのです。

万人をアッと言わせる希少性ではなく、いかに「自社らしさ」を表現できるかこそが、ユニークさの鍵と言えるでしょう。

3)導入しっぱなしはNG!ユニークな制度はどんどん発信しよう

運用が始まったら、コーポレートサイトの社内制度・福利厚生制度は、自社のコーポレートサイトや現在使用している採用媒体など、積極的に社外に向けて発信していきましょう。

活躍している女性社員を積極的にメディアに出せば、女性が働きやすい企業、社内コミュニケーションが活発な事例を取り上げれば、風通しの良い印象を植え付けることができます。

自社で打ち出したいアピール内容を整理してみましょう。

関連記事

福利厚生の導入事例は、「ずっと働きたいと思える!福利厚生TOP企業25と厳選取り組み事例を紹介」でも詳しく取り上げています。ぜひ参考にしてください。

活用のコツ|「高受益・低コスト」な福利厚生パッケージサービスを利用する

福利厚生サービスは「パッケージサービス」と「カフェテリアプラン」に分かれる

ここまで、多くの従業員に喜ばれる福利厚生の3大ポイントと、ユニークな制度を打ち出すには「自社らしさ」が欠かせないことをお伝えしてきました。

しかし、これらのポイントを抑えたとしても、自社で福利厚生サービスを一から作るのは決して容易なことではありません。

そこで検討していただきたいのが、福利厚生パッケージサービスの利用です。

割引などの福利厚生の特典がパッケージ化されており、企業はその中から自社ニーズに合うプランを選択して契約することで、従業員に自由に使ってもらえるようになります。

主な特徴は、以下の3点です。

  1. 幅広く従業員のニーズを満たせる
  2. 手間なく簡単に福利厚生を充実できる
  3. 安価なコスト(一人当たり月600円~)

自社でフィットネスクラブやホテル等を個別に契約するよりもコストが安く、またバリエーションも豊富です。

色々な福利厚生サービスの例を見ながら、「制度の名前をユニークにできそうなもの」や「今ある風潮を制度化できそうなもの」を選んだり、プラン選択を「従業員に託してみる」などすれば、より簡単にユニークな福利厚生を実践できそうですね。

福利厚生パッケージサービスを導入して人事・経営課題を解決できた成功事例を福利厚生サービス導入成功事例集でご紹介しています。ぜひご覧ください。

まとめ

ユニークな福利厚生制度には、独自性だけでなく、「多くの人が使える」「いつでも使える」「高受益」を満たす必要があることをご理解いただけましたでしょうか。

従業員の属性やライフスタイルに密着することで、より必要とされる制度の「形」が見えてくるはずです。

福利厚生は、上手に作れば従業員に喜ばれるだけでなく、会社の顔にもなる素晴らしい制度です。

ぜひ自社にあった素敵な制度を作ってください。

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福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」をおすすめする3つの理由

福利厚生の充実は、従業員満足度を向上させ、採用や離職防止にも役立ちます。

もしこれから福利厚生の導入を検討するのであれば、自社で新たな制度を一から作るよりも、低価格で手間をかけずに簡単に導入ができるアウトソーシングサービスを利用すると良いでしょう。

数あるサービスの中でも、業界でトップシェアを誇る「ベネフィット・ステーション」の導入をおすすめします。

ベネフィット・ステーションが支持されている理由は、以下の通りです。

・約140万種類以上のサービスが利用できるため、年齢や性別関係なく、従業員の多様なニーズに答えることができる
・福利厚生会員数は業界最大の856万人、東証一部上場企業の約半数にあたる47%が導入している(※2019年4月現在)
・サービス利用率は、一人当たり一年に約6回使用!業界トップクラスの600%

従業員が企業担当者を介さずサービスの利用申し込みを行うため、導入後の事務作業はほとんどありません。

また、1人あたり600円〜と、一人当たりの給与アップよりも多くの還元を安価にて提供することが可能です。

ぜひこの機会にご検討ください。


ベネフィットステーションについて
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