人材育成

伝え方は鍛えられる、相手にわかりやすく伝える方法を解説

伝え方

どうしたら伝え方が上手くなるんだろう…
入社してまもない社員に、結論から話すようにと何度指導したことだろうか。

この記事を読んでいるあなたは、何度注意しても直らない部下の伝え方について、どのような指導をしていけば良いのかと悩んでいるのではないでしょうか。

“言葉を伝える”とは、一見するととても簡単でシンプルなことのように思えます。しかし、言い回しの違いや微妙なニュアンスの違いにより、相手が自分に対して不快感を覚えたり、時には自分が意図していなかった方向へと話が進んでしまいます。それほど、言葉のひとつひとつが繊細で、扱いが難しいのです。

そんな時、あなたは心の底からより強く思うはずです。そう、

もっと上手く伝えられるようになってほしい

事実として、伝え方は上手くなります。伝えられない人のほとんどが、考える癖をつけられていないだけなのです。逆に言うと、考える癖をつけるだけで、伝え方はいくらでも上手くなります。

また、多くの人が知らないことですが、伝え方は鍛えることができます。筋肉トレーニングやランニングと同様、コツを学び、日々少しずつ実践をすることで、誰でも上手く伝えられるようになるのです。

今回は、伝え下手なあなたの部下でもきっと変われる、誰でもすぐに実践できる伝え方のコツについてご紹介していきます。

【注目】自社にとって本当に必要な福利厚生制度は?

もしもこの記事をご覧いただいている方の中で、自社の福利厚生制度についてお悩みの方がいらっしゃいましたら、まずはじめに「企業担当者必見!「福利厚生サービス」のおすすめ5選を解説」の記事をお読みください。

福利厚生のアウトソーシングについて

福利厚生の充実は、従業員満足度を向上させ、採用や離職防止にも役立ちます。

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従業員が企業担当者を介さずサービスの利用申し込みを行うため、導入後の事務作業はほとんどありません。

ぜひこの機会にご検討ください。

 

伝え下手でも改善できる、すぐに実践できる伝え方のコツ

まず、この章を読む前に事前に知っておいてほしいことがあります。

それはこのコツを全て実践したからといって、今すぐに飛躍的な上達が見られないということです。

冒頭でもお話をしたように、伝え方は筋肉トレーニングと一緒です。筋肉トレーニングを始めたばかりの人が、急に100kgのバーベルを持ち上げてくださいと言われても、まずできません。それは誰しもが分かることです。バーベルを持ち上げるために、毎日コツコツ、トレーニングを続ける、この積み重ねこそが、成功への近道です。

伝え方も同様です。まずは、コツを学び、実践をしてみる。その後、この実践を繰り返し、自分の伝え方にしていく、これの繰り返しです。

相手に何を伝えにきたのか、話す前に考える癖をつける

あなたは、相手に何を伝えたくて、その言葉を発したのでしょうか?ただ話を聞いてほしかっただけでしょうか?

何か目的があって相手に話しかけたのではないでしょうか?

今日あった打ち合わせ内容を一部始終報告したが相手に全く伝わらなかった、自分でも途中から何を話しているのかが分からなくなった、これは話が下手な人によくある特徴です。筆者も新入社員の頃は、お前の言っていることが全く分からない、何を報告しにお前はここにいるのか、と上司からよく怒られたものです。

このようにどこの会社でもよくありそうな状況ですが、なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

理由はとても簡単で、その人自身に考える癖がついていないからです。どういうことかというと、今すぐこれを相手に伝えたい・話したいという思いばかりが先走り、頭の中が整理できていない、伝えたいことがまとまっていない状態で話を始めてしまうのです。

話す前にまずは考えるという癖をつけるだけで、少しずつ改善をしていくでしょう。

結論、理由、提案、端的な話し方を身につける

まずは結論から話せ、一度はどこかで聞いたことのあるセリフではないでしょうか?

当たり前のことですが、あなたが言葉を伝える時には、その言葉を伝えるべき相手がいます。

伝えるということは、相手に自分の言葉を理解してもらうことです。理解をしてもらうためには、相手に分かりやすく話をする必要があります。そこで、意識していきたいのが、結論、理由、具体例(具体的な提案)という話し方を強く意識することです。

慣れない人にとっては窮屈に感じる伝え方ですが、分かりやすく話しをするためには、なるべく短く端的に話す必要があります。重要な内容を伝える時こそ、この伝え方をより意識すべきです。

まずは質問や回答について、一言で返せるように訓練する

筆者の経験上、普段しないことをしようとすると、そちらばかりに思考が寄ってしまい話せなくなったりと難しく考えがちです。そのため、なるべくその質問や回答について、一言で返せるように訓練していくと良いでしょう。

例えば、「これ提出遅れそうかな?」と上司に質問をされた場合、あなたならどのように返答をしますか?

結論から話すと…そんな難しい枕詞はいりません。まずはシンプルに、質問された人に対して一言で返答をするようにしてみましょう。

「これ提出遅れそうかな?」
「すみません、遅れます(結論)」

「すみません、遅れます」という一言が、結論になっていますね。このように、はじめはその質問や回答について自分の返答を一言で述べることだけを意識するだけで、グッと端的に話すことができると思います。

この後の会話の展開として、上司は部下がなぜ期限までに提出をできないのだろうか、という疑問を持つことでしょう。

「提出が遅れるのはわかった。しかし、なぜ遅れそうなんだ?」
「○○だからです。(理由)」

ここで初めて、聞かれたことに対して結論(理由)を話せば良いのです。これなら難しく考えずとも必然と結論から話せることになりますし、端的で相手に伝わりやすいです。この伝え方に慣れてきたら、結論の後に理由をつけて話すことを心がけると良いでしょう。

一言で返せないと、こうなる

前章では、結論から話すとはどういうことなのかを学習してもらうために、その質問に対して一言で答えるようにトレーニングしていきましょう、とご説明しました。

ただ一方で、これを一言以外で返答するとどのようなこと起こるのでしょうか。先ほどの例を挙げて、見てみましょう。

「これ提出できそうかな?」
「いやー、ちょっと今日明日会議が立て続けに入って、時間が取れなくて、」
「だから提出できるのかどうか結論を聞いているんだ」

確かに言い訳をしたくなる気持ちはわかりますが、相手からしてみれば、提出ができるのかどうか、という結論を聞きたいだけなのです。

自分の常識を当たり前だと思わない

社内で日々当たり前のように使っているその業界だけが知っている専門用語も、一歩外に出たら、誰しもが知らない言葉となります。

自分の発している用語があたかも世間の誰しもが知っている当たり前の言葉だと思わないようにしましょう。

相手にわかりやすく伝える努力をする

相手が理解しやすいように、難しい言葉をいかに噛み砕いて伝えられるのかということも人に言葉を伝える上ではとても重要です。

それは相手のことを考え、思いやることにも繋がります。また、何かを伝えるときには、必ず相手の反応を見ながら話すように心がけましょう。

相手が自分の話を理解してくれているのかどうか、また自分の伝え方に誤りがないかどうかを、相手の反応を見ながら話すことにより、双方での認識のズレを未然に防ぐことができます。

筆者も部下に話すとき、またプレゼンをする際には、必ず相手の反応を見ながら話をします。また、話がひと段落すると必ず、ここまでの話で何か質問はありますか?と疑問はないか、理解ができているのかを確かめます。

伝えるということは、相手がいて初めて成り立つコミュニケーションです。まず第一に相手のことを思いやり、相手のことを考えて言葉を伝えるように心がけましょう。

まとめ

今回は、誰でもすぐに取り入れられる伝え方のコツについてご紹介しました。

この記事で最も重要なことは、相手に言葉を伝える前に、必ず考える癖をつけるということです。

また、考える癖をつけることと、以下のような伝え方を身につけることにより、

・結論、理由、提案、端的な話し方を身につける
・自分の常識を当たり前だと思わない
・相手にわかりやすく伝える努力をする

あなたの部下も少しずつ、伝え方が上手くなっていくでしょう。継続は力なり、諦めずに取り組みましょう。

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