アコム株式会社
その他サービス関連 1001名以上- 取組み内容
- ・ベネフィット・ステーションに加えカフェテリアプランを導入(2020年10月)
└役職、勤続年数に関係なく全社員に平等に、年間3万ポイント(3万円)を付与
・全社メールの活用
└『おすすめ~る』の配信
- カフェテリアプラン導入の目的
- ・より社員とその家族の幸せ、安心して暮らすことができる環境づくり
・全社員によるベネフィット・ステーションの活用
- ベネフィット・ステーション、カフェテリアプランの導入後の効果
- ・社員間コミュニケーションの活性化と会社への信頼の高まり
・ベネフィット・ステーション利用率:99%、カフェポイントポイント消化率:80%以上
ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業、債権管理回収事業を展開するアコム株式会社様。 社員が健康で活き活きと業務を行えるよう、様々な取り組みを導入し、『今日よりも明日、社員とその家族をさらに幸せにする』ための環境づくりに取り組んでおります。 今回は、具体的な取り組み内容や、ベネフィット・ステーション/カフェテリアプランの活用状況についてお聞きしました。
社員を大切にする風土と企業理念
―まずどういった想いをもった社員の方が多いか教えてください。
越智:愛社精神の強い社員が多いと感じています。
もともと充実した福利厚生制度を提供し、『社員を大切にする』風土がありました。
しかし、2006年頃に入り業況が厳しくなった影響で、一部制度を廃止・縮小せざるを得なくなりました。その苦しい時期をともに乗り越えた社員に対して感謝の気持ちが強まり、業況が回復した今、以前より社員とその家族の幸せ、安心して暮らすことができる環境造りに意識を向けるようになりました。
また、当社の企業理念(人間尊重の精神、お客さま第一義、創造と革新の経営)に強く共感している人が多いと思います。
例えば、入社面接では、就職活動に親身になってくれたことで一緒に働きたい、困っている人の役に立ちたい、新たなことに挑戦して業界のイメージを良くしたい、などの志望動機が多いことです。
人事制度は「導入」「運用」の2点が揃い、初めて力を発揮する
―人事として力を入れていることは何ですか。
①企画導入:課題の確認、現状分析を行い、必要な制度を導入する
②運営管理:導入された新制度を軌道にのせる
山本:人事制度は「導入」「運用」の2点が揃い、初めて力を発揮するものと考えています。
制度採用後はいかに定着させるかが重要であり、不満なく活用させる必要があります。
立派な制度を導入してもスムーズに動かさなければ意味がありません。
企画チームでは、新施策の優先順位は単純に声の大きさ、数の多さだけでなく、仕事をするうえで困っている社員がいないか、制度がないと退職せざるを得ない社員がいないかという点を重視して検討、決定しています。
厚生チームでは、社員からの様々な問合せや、生じた課題に対し、都度企画チーム等とルールを詰め安定した制度運営に力を入れています。
―具体的にどのような取り組みをしていますか。
年2回の社員意識調査
山本:年2回社員意識調査を実施しており、寄せられた各1万件のコメントを社長以下人事担当役員、人事担当者が
目を通し新施策の企画に役立てています。
導入事例としては、1時間単位で取得できる「時間単位年休」(2020年1月導入)(1時間単位取得(上限3日)」や2年消滅した有休を積立てる「積立有休制度」(2年消滅した有休を積立(上限30日)」があり、『「有休」をフレキシブルに使えたらいいのに』、という社員の声を取り上げ導入しました。
導入直後は問合せも多く、勤務表にうまく反映しない等トラブルもありましたが、現在は安定運用。育児や介護、長期療養等で柔軟な休み方を必要とする場面で特に有用な制度となっています。実際、社員から「ワークライフバランスが取りやすく働き易くなった」との声を多数聞いています。
ボトムアップ-ESワーキンググループとの連携
山本:社員主体で会社をよりよくするために立ち上がった、「ESワーキンググループ」が各営業所を周り社員の要望・声を幅広く聞き、人事へ連携、制度向上・導入のきっかけになっています。
実際に、社員の声から2019年~2020年に休暇制度の拡大からコミュニケーションの場ともなる休憩室のレイアウト変更なども行いました。
社員とその家族のために。
―ベネフィット・ステーション、カフェテリアプランの導入背景を教えてください。
佐々木:福利厚生施策の一環として2013年に「ベネフィット・ステーション」を導入しました。当時利用者に偏りがあり、今後の運用についての方向性を検討することになりました。
一部社員だけでなく、全社員にベネフィット・ステーションを活用してもらいたいという思いから、2020年10月~好きなものを自由に選択可能なカフェテリアプラン制度を導入しました。
役職、勤続年数に関係なく全社員に平等に、年間3万ポイント(3万円)を付与しています。
―社員の皆様の反応や導入後どのような効果が得られましたか。
佐々木:自分や家族のために有意義に使っているとの声が多く聞かれ、「カフェポイント使った?」「おすすめは?」など社員間コミュニケーションの活性化が図れました。
また、家族間の話題が増え、家族からも「良い会社ね」と認知され、社員の会社への信頼度がより高まったと感じています。
―各制度の社内周知・利用促進はどのように実施されていますか。
佐々木:全社メールを活用、またカフェテリアプランの周知のため、毎月『おすすめ~る』を配信しています。
周知の結果、現在ポイントの消化率は80%を大きく上回り、ベネフィット・ステーションの利用率は99%を超え、社員に浸透・利用されています。
今日よりも明日さらに幸せになれる環境整備
―人事として今後取組みたいこと、企業としての今後の展望を教えてください。
根岸:今後は働きがいと働きやすさ、この2点の向上に注力していきたいです。
まず、働きがいについては、今期「ビジョンBOOK」という、業務とビジョン体系の結びつきを言語化したものを制作しました。
社員一人ひとりの業務に対する意味付けをし、誇り、使命感、当事者意識の向上を図ることを目的にしています。
業務において迷ったり悩んだりした際は、手に取って読み返していただきたいですし、今後は浸透のための研修を行っていく予定です。
また、働きやすさについては、今後もより一層社員が健康で活き活きと業務を行えるよう、様々な取り組みを導入して、『今日よりも明日、社員とその家族をさらに幸せにする』ための環境を整備していきたいです。
直近の施策としては、ワークライフバランスの面で有休取得率の向上、健康経営として2次健診の受診率の向上や運動習慣の定着など、健康に対する意識の向上に取り組むことで、社員とご家族の健康づくりの支援を積極的に行っております。
―ありがとうございました。
「福利厚生」に取り組もうと
お考えの企業担当者さまへ
ベネフィット・ステーションは、従業員満足度を向上し、健康経営やスキルアップを促進する総合型福利厚生サービスです。
グルメやレジャー、ショッピングだけでなくeラーニングや介護・引っ越しなどライフイベントに関わるものまで、幅広いメニューを取りそろえています。
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