健康経営
働き方改革

【人手不足対策】人事戦略を効果的に進める秘策を解説

この動画でわかること

  • 福利厚生の目的は仕事に対する意欲の向上させる手段
  • やる気を出させるための給与の支給は一過性である
  • 福利厚生は、内的動機づけを高める手段になる

仕事のやる気を引き出す“外的モチベーション”~福利厚生が果たす重要な役割とは?

多様化する職場環境と働き方の中で、従業員の「やる気」や「仕事への意欲」をどう引き上げるかは、企業にとって永遠の課題です。近年話題の「ワークエンゲージメント」も、このやる気に密接に関わります。
その“外的モチベーション”を支えるのが福利厚生制度。従業員の課題を解決し、満足度や働きがいを向上させることで、企業の成績アップにも直結します。

やる気アップの仕組みを解説!~仕事意欲の向上に効く福利厚生の実力

従業員のやる気は何が決める?外的・内的モチベーションの違い

仕事への意欲は人によって左右されるもの。
やる気の源は大きく「外的」「内的」2種類に分けられます。

  • 外的モチベーション:給与・賞与・福利厚生など、会社が用意する仕組みが後押し
  • 内的モチベーション:本人の心の持ち方・自己実現への欲求・やりがい
  • どちらもバランスよく働きかけるのが“意欲UP”のカギ

福利厚生は外的モチベーションの代表であり、会社が従業員の仕事・生活の課題を“見える形”でサポートすることができます。

ワークエンゲージメントで「仕事への本気度」を見える化

最近話題の「ワークエンゲージメント」は、仕事への熱意・会社への貢献意欲・満足度などを総合的に測定する新しい指標です。
福利厚生が充実している職場は、このワークエンゲージメントが高まりやすく、結果として生産性や業績増加、定着率向上に結びつきます。

  • 従業員満足度調査、アンケートでワークエンゲージメントを数値化
  • 従業員サポート・相談窓口の強化で「自分を見てくれる会社」を体感
  • 仕事への評価だけでなく、私生活の支援まで広げる制度設計

【事例で解説】福利厚生が仕事・私生活をサポートするポイント

仕事だけじゃない!私生活支援も意欲UPの源泉

従業員のモチベーションに大きく影響するのは、仕事面だけでなく私生活の課題も含まれます。
優れた福利厚生は、仕事と家庭の両立・育児や介護・プライベートの相談まで広くカバーしています。

  • 病院の看護師支援…病院スタッフが子供の送迎など生活面までバックアップ
  • ベビーシッター・介護サービス補助、住宅手当等の導入
  • 心理的サポート、メンタルヘルス窓口による職場環境の改善

仕事とプライベート両方の“困りごと”に寄り添うことで、「会社が自分をしっかり見ていてくれる」「困った時助けてくれる」と感じられ、モチベーションUPにも直結します。

報酬以上の価値!福利厚生が「やる気の持続」に効く理由

昇給や賞与は一過性のやる気向上を生みますが、福利厚生は「持続的な安心感」や「会社との信頼関係」を育むきっかけになります。
特に、仕事の成果や頑張りがきちんと認められる仕組みや、困りごとの解決を支援してくれる制度は、従業員が「もっと会社に貢献したい」と思う理由そのものです。

まとめ~やる気の根っこを育てる!福利厚生が会社を強くする

企業が従業員一人ひとりのやる気・仕事意欲を引き出すには、
“心身の課題”を丁寧に拾い、外的モチベーションとして福利厚生を用意することが欠かせません。

  • 仕事面・私生活の課題まで支援できるのが、福利厚生の強み
  • やる気やワークエンゲージメントを高め、生産性・定着率が向上
  • 従業員の「会社への貢献意欲」を持続させる環境づくりが重要

「自分を見てくれている、困った時に助けてくれる」
そんな実感のある職場は、自然にやる気が高まり組織力もUPします。
福利厚生が企業の成長を支える基盤となることはまちがいありません。

可児さんサムネイル
【スピーカー】
千葉商科大学会計大学院会計ファイナンス研究科 教授(専攻:社会保険、企業年金、企業福祉) 可児俊信

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<著書>
・「福利厚生アウトソーシングの理論と実務」(労務研究所)
・「共済会の実践的グランドデザイン」(労務研究所)
・「新しい!日本の福利厚生」(労務研究所)
・「実践!福利厚生改革」(日本法令) 他