
大成温調株式会社
建設・工事 501-1000名- 取り組み内容
- ・「円滑な人間関係の構築と風通しの良い職場」を目的に、部署単位で利用可能な「コミュニケーション費」を支給
・地域に偏りなく福利厚生を提供するため、2016年にベネフィット・ステーションを導入
└現在は、地域に関係なく全社的に利用できる福利厚生制度として定着
・ウォーキングキャンペーンなどのイベントや誕生日ポイント、上司部下間のやり取りなどで、インセンティブ・ポイントを活用
- ベネフィット・ステーション導入の目的と決め手
- ・地域に偏りなく福利厚生を提供するため導入
└導入以前は、自社保有の保養施設の立地が全て関東近辺で、西日本に勤務する従業員が利用しづらい状況が課題だった
- ベネフィット・ステーションの社内周知の方法
- ・ベネフィット・ワン営業担当から連携されるチラシを月1回の頻度で全社掲示板へ掲載
└結果として、昨年比で利用率が11.9%向上
- 今後の課題
- ・総務部員は従業員エンゲージメントを向上できるよう日々模索する
└この会社に入ってよかったと思ってもらえるよう、従業員と従業員のご家族を含めて支援する
水回りや空調などの建物の設備を設計・施工・保守・修理・メンテナンスまで一貫して行い、次の時代も選ばれる「総合たてものサービス企業」を目指す大成温調株式会社様。
建物に合わせた最適な設計や工事を行うことで、建物を利用する皆様の健康的な日々の暮らしを支えています。
今回は、大成温調株式会社様の具体的な取り組み内容や、ベネフィット・ステーションおよびインセンティブ・ポイントの活用状況についてお聞きしました。

建物に合わせた最適な設計や工事を行い、お客さまの快適で健康的な日々の暮らしを支える

ー貴社の事業内容について教えてください。
伊藤:当社は、主に建物の設備工事を手がけています。設備とは、水回りや空調などを指し、これらの設備を設計・施工・保守・修理・メンテナンスまで、一貫して対応しています。
建物に合わせた最適な設計や工事を行うことで、お客さまの快適で健康的な日々の暮らしを支えています。
ー貴社の社員構成やどういう想いを持った社員の方が多いか教えてください。
伊藤:建築設備と一言で言っても専門領域は多岐にわたりますが、それぞれの分野のエキスパートが揃った技術者集団です。
従業員数は約580人で、平均年齢は42歳、平均勤続年数は約17年。技術のスキルだけでなく、人づくりの基本である面倒見の良い社員が多いことが社員の定着率の高さを下支えしています。
創業から80年以上の歴史を持ち、建築設備の進化と共に歩んでまいりました。
当社は「お客さま第一」を社是に掲げ、社員一人ひとりがお客さまと真摯に向き合い、信頼を築いてきました。熱意を持って働く社員が多く活躍しています。
「円滑な人間関係の構築と風通しの良い職場づくり」に尽力
ー現状力を入れている福利厚生や取り組みについて教えてください。

熊澤:当社は全国各地に拠点を構えておりますので、勤務エリアによって提供できる福利厚生に偏りが生まれないよう、日々施策を検討しています。
現在の福利厚生施策としては、部署単位で利用可能な「コミュニケーション費」の支給があり、「円滑な人間関係の構築と風通しの良い職場づくり」を目的としております。
ー取り組みを開始した時期と背景について教えてください。
熊澤:コロナ禍により中止となった年もありましたが、2022年度より再開し、各部署で創意工夫を凝らしながらコミュニケーションの活性化を図ることができております。
近年、メディアや他社の総務担当者から社内コミュニケーション不足が課題であるとよく耳にします。当社では、この施策をアップデートさせながら社員間の相互理解、コラボレーション機会の創出に繋げたいと考えております。
「従業員満足度の向上とワークライフバランス実現、リクルート力向上」を目的として「ベネフィット・ステーション」を導入
ーベネフィット・ステーション、インセンティブ・ポイントの導入に至った背景を教えてください。
熊澤:地域に偏りなく福利厚生を提供することが大切だと考えています。導入以前は、自社保有の保養施設が全て関東近辺と、西日本の拠点に勤務する従業員は利用しにくい状況でした。これは一例ですが、このような偏りをカバーした福利厚生の拡充が求められていました。
そこで2016年に「従業員満足度の向上とワークライフバランス実現、リクルート力向上」を目的として「ベネフィット・ステーション」を導入致しました。現在では、地域に関係なく、全社的に利用可能な福利厚生制度として定着しました。
ーベネアカウント登録率について目標は設定されましたか?設定された場合、目標内容を教えてください。

金子:ベネアカウントを登録してもらうために登録を促してはいたのですが、登録する作業に二の足を踏む社員が多かったようです。導入当初は社員に浸透しておらず、登録率が低いままでしたが、せっかく会社で入っている福利厚生なので周知・徹底をいたしました。また、アプリのリニューアル、ダウンロードキャンペーンなどの施策を実施したことで登録率が上がりました。
この調子で引き続き、周知・徹底を社員に発信したいと思います。
ーベネアカウント登録率を上げるために行った施策を教えてください。
金子:アプリダウンロードキャンペーンのチラシと共に特集のチラシを社内掲示板に掲示して登録を促しています。
インセンティブ・ポイントの期限が近づいてきたら個人個人にメールでお知らせしています。
ー施策を行う中で、苦労されたことがあれば教えてください。
金子:4月より載せているので掲示板に載せ忘れないようにしています。
アプリが新しくなった際に使いやすいというチラシとキャンペーンチラシを掲載しております。
ー苦労した点について、どのように乗り越えたのか教えてください。
金子:まだ乗り越え中です(笑)継続して、登録数を伸ばすため試行錯誤をしています。
もともとアカウントに登録すること自体を億劫に思っていたり、現業部門の社員では福利厚生への関心が薄い・ポイ活に無関心だったりする社員が多く、興味を持ってもらうためにひたすら社内掲示板にキャンペーン等を載せられたらと思います。
今後はアプリダウンロードキャンペーンが終了し登録数も伸び悩むかもしれないので、特集のチラシを掲載し続けることが乗り越えるキーポイントだと思っています。

ウォーキングイベントや誕生日ポイント等でインセンティブ・ポイントを活用

ーインセンティブ・ポイントはどのようにご活用いただいておりますか?
古川:弊社では正社員の方に向け半年に1回実施しているウォーキングキャンペーンのイベントや、誕生日ポイント、上司部下間のポイントのやり取り、また部門の垣根を超えた協力へのインセンティブ・ポイントなど様々な場面で活用しています。
私は、部署の仕事とは別のプロジェクトメンバーになっているので、期末の3月にインセンティブ・ポイントを付与していただける予定です。大変ですが会社からご褒美をいただける感覚でうれしく思います。
また、当社の現場で専門工事を行っていただいている主要パートナー企業をTOPパートナーズと言いますが、2024年から各社の創業記念月にインセンティブ・ポイントの支給を開始しました。
ーインセンティブ・ポイント導入前に行っていた施策で、インセンティブ・ポイントへ変更された施策はございますか?
古川:導入前は社内のポイントのようなものは何もありませんでした。他社様の導入実例を元に、当社も導入を検討いたしました。
当時、社内の動きとして福利厚生の充実及び感謝を伝える社内通貨制度の導入を検討していたところ御社の制度であれば同時に導入が可能であるところに魅力を感じました。
ーインセンティブ・ポイントについて、どのように周知をされていますか?
古川:毎月保有ポイントの状況がメールで届きます。ポイントが増えているととてもうれしいです。
また、ポイントを同僚や上司からプレゼントされた場合もメールでお知らせが届くのですぐに確認することができます。
イベントが開催される際は掲示板に掲載されるため、自分で好きなイベントを選択し参加後にポイントが付与されます。
ー従業員様からの反響はいかがですか?
古川:ポイ活感覚でポイントを貯めることができて楽しいとの声や、スポーツジムやレストラン等の様々な用途で使用することができるので選択肢が広がったとの声を聞きます。
ーご担当者様が感じているインセンティブ・ポイントの導入の効果を教えてください。
古川:社内のイベントやキャンペーンに参加するとポイントがもらえるので、積極的に参加する方が増えました。また、繁忙期に部署外の仕事を手伝ったりした際も「ありがとう」の気持ちで部署全員からその方にポイントを送ったりすることもあるそうで、よりコミュニケーションも深まっていると感じます。

社内への周知活動によりベネフィット・ステーションがより身近な存在になった
ー昨年度と比較し、今年度の4-12月の利用率が好調のようです。従業員様への周知方法や、今年度から新たに開始された周知施策があれば教えてください。
金子:2024年4月よりベネフィット・ステーションがアプリリニューアルしたタイミングで、毎月、ベネフィット・ワン営業担当の方にお願いしてチラシを送っていただき、キャンペーンを全社掲示板に掲載するようにいたしました。
ーベネフィット・ステーションに対する社内での反響はいかがですか。
金子:以前は利用率が低く、社員の間でもあまり認識されていない状況でした。アプリリニューアルを機に社員に月に1回アプリキャンペーンのチラシを展開し、そこに併せてアカウント設定のチラシも掲載を行いました。
徐々に利用する社員も増えてきており、社員がベネフィット・ステーションを利用してプライベートの充実にも目が向けられるようになったと感じております。
ー特に反響の大きいメニュー、人気のメニューなどがあれば教えてください。
金子:毎月のキャンペーンの応募も多い要因かと思われますが、弊社の利用が多いのが「フィットネス」のカテゴリーです。
弊社社内や工事現場でラジオ体操をして業務を開始していますし、弊社でだけでなく建設業全般に健康増進意識が高いことがスポーツクラブの利用増加に結びついていると思います。
ーご担当者様自身は、普段どのようにベネフィット・ステーションを活用されていますか。
金子:私自身も月1回のキャンペーンに応募しております。ほかに、自宅の近くにある「ゴルフ練習場」で入場料無料のクーポンを利用したり、あまり頻度は多くありませんがリラクゼーションで体のケアをするためにクーポンを使用したり、リフレッシュした状態で日々業務にあたっています。
ーご担当者様が感じているベネフィット・ステーションの導入の効果を教えてください。
金子:以前は導入の意義を十分に実感していない状態でした。情報提供の工夫(月に1回社内掲示板を掲載(社員周知))を行ったことで利用実績を伸ばすことができました。社員が福利厚生を活用しやすい環境を整えることの重要性を改めて感じております。
「従業員=お客さま」と捉え、気持ちよく働けるようサポート
ー今後の総務としての展望や実現したいこと、社員の方へのメッセージなどあれば教えてください。
金子:「お客さま第一」という弊社の社是があります。私たち総務部員は、「従業員=お客さま」だと思っています。
従業員エンゲージメントが向上し、気持ちよく働けるように私と部長含め今回お話ししている若い社員と5名が中心となり「戦略総務チーム」として日々模索しております。
この会社に入ってよかったと思っていただけるよう、従業員と従業員のご家族も含めて支援をしていきたいと考えております。
何か相談や困りごとがあれば、お気軽に総務部までおっしゃっていただきたいです。
ーそれを実現するにあたり、ベネフィット・ワンに期待していることを教えてください。
金子:従業員とその家族の思い出作りのため、どのクーポンサイトやECサイトよりも安く家族旅行や公共交通機関での利用ができるようにして欲しいです。
また、当社では各地に拠点を持っており従業員も多いため、地域限定のサービスや特典があると各地の従業員にも満足して使っていただけると思います。
今後さらにライフステージや価値観が多様化する中、社員が安心して働ける環境づくりとして魅力的なコンテンツの充実を期待しております。
「福利厚生」に取り組もうと
お考えの企業担当者さまへ

ベネフィット・ステーションは、従業員満足度を向上し、健康経営やスキルアップを促進する総合福利厚生サービスです。
インセンティブ・ポイントは、従業員・顧客・代理店のモチベーションとロイヤリティを最大化させるポイントプログラムの総合アウトソーシングサービスです。
ぜひこちらからお問い合わせください。