福利厚生
従業員エンゲージメント

【減る仕事と増える仕事】カフェテリアプランで知っておきたい3つのこと

この動画でわかること

  • カフェテリアプランをアウトソーシングしても毎月発生することとは?
  • カフェテリアプランの隠れたメリット
  • カフェテリアプランの由来

【カフェテリアプランの驚きのメリット!】~多様化する社員ニーズと運用効率UPの秘訣

カフェテリアプランとは?今なぜ注目されるのか

社員の多様なニーズに応える現代的な福利厚生、それが「カフェテリアプラン」です。一昔前の画一的な「定食型」福利厚生とは異なり、社員一人ひとりが“自分に合った”福利厚生メニューを自由に選択できるのが最大の特長。
本記事では、カフェテリアプランのわかりやすい仕組みと導入による具体的なメリット、業務効率化や多様化時代への適応力を豊富な事例で解説します。

【カフェテリアプランの概要と基本的な仕組み】

“選べる”福利厚生、その運営の秘密

カフェテリアプランはレストランのカフェテリアのように「メニューから自分の好きなものを選ぶ」イメージ。会社があらかじめ福利厚生のメニュー(補助項目)を用意し、社員それぞれに利用できるポイント(補助枠)を付与。社員はその範囲で自由に制度を利用できます。

  • 自分のニーズに合った福利厚生をカフェテリアメニューから選べる
  • 余計なメニューは選ばずに済むので公平性・満足度が高い
  • 全体予算をオーバーせず効率運用が可能

【会社・社員両方にメリット!さらに拡大する活用方法】

アウトソーシングで事務作業大幅削減!

カフェテリアプランの管理は、最近ではほとんどがアウトソーシング。これにより、人事総務の事務作業が劇的に減り、導入・運用のハードルが大きく下がっています。

  • 社員名簿の更新と利用状況の報告だけで、他の多くの事務が不要
  • 給与支給時のポイント消化・課税処理もアウトソーサーがサポート
  • 新制度や新メニューの追加も簡単で全社ニーズに即座に対応

アウトソーサーのシステムを活用すれば、毎月の異動・入社にもサッと対応でき、福利厚生制度の負担は激減します。

ポイントの公平な配分で多様な社員ニーズに対応

かつての「世帯主優遇」型の手当では、不公平感ややる気の問題が生じました。今や社員のバックグラウンドやライフスタイルは多様化し、
世帯主要件や“全員同じ定食型”が時代に合わなくなっています。それに応えるのがカフェテリアプラン。

  • ライフステージや価値観にあわせ、必要な福利厚生を自由に選択
  • ポイントを使い切ることで全員が“自分だけの最適な福利厚生”を満喫
  • 新メニューの追加も、利用しない社員に負担感なく拡張できる

【カフェテリアプランの名前の意味と導入背景】

「定食」型から「カフェテリア」型へ──時代とともに進化する福利厚生

20世紀の日本の福利厚生は、正社員・世帯主・終身雇用を前提に設計された“定食型”が主流でした。しかし、
・独身・共働き・高齢者・女性・非正規雇用・外国人社員・LGBTQ+など多様な働き方
時代に。全員が満足できる“セットメニュー”は時代遅れとなり、一人ひとりの都合や事情に合わせて選べる柔軟なプランが必要です。

  • 決められた「定食」から「好きなメニュー(福利厚生)」が選べる時代へシフト
  • 社員ごとの違い・要望に合ったサポートや補助を実現
  • カフェテリアプランは“誰も取り残されない”福利厚生制度の代表例

まとめ~カフェテリアプランで働き方も企業ももっと自由になる!

カフェテリアプランは、多様化する社員ニーズへの対応、業務効率化、コストコントロール、社員満足のすべてを叶える“新時代の福利厚生制度”です。

  • 選べるメニューで社員のライフスタイルや価値観に寄り添える
  • 事務作業・運用負担が激減し、新制度追加も簡単・迅速
  • 一元的なポイント管理で公平かつ効率運用ができる

カフェテリアプランが標準になることで、「自分らしい働き方」や企業の魅力アップがさらに加速します。従来の課題をアップデートし、多様な社員がストレスなく働ける「自分だけの福利厚生」を作りましょう。

可児さんサムネイル
【スピーカー】
千葉商科大学会計大学院会計ファイナンス研究科 教授(専攻:社会保険、企業年金、企業福祉) 可児俊信

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<著書>
・「福利厚生アウトソーシングの理論と実務」(労務研究所)
・「共済会の実践的グランドデザイン」(労務研究所)
・「新しい!日本の福利厚生」(労務研究所)
・「実践!福利厚生改革」(日本法令) 他