【通勤中の経路外での事故は?】労災保険は残念ながらこれを知らないと大損します….
この動画でわかること
- 会社は、国からの保障を前提に福利厚生を組み立てる
- フリーランスや副業者の労災保険は手厚く見直されている
- 定期圏外経路でも通勤の定義に当てはまれば通勤災害になる場合がある
【最新版】労災保険の適用拡大!副業・フリーランスにも“手厚い保障”で働く安心を実現
労災保険の基礎知識:会社員以外も守れる時代へシフト
「労災保険は会社員だけが対象」。そんな常識は今や過去のものになりつつあります。
現代の労働力不足や働き方改革の流れの中で、労災保険の対象は副業者やフリーランスにも広がっています。
本記事では労災保険の基本、適用拡大の背景、そして副業者・フリーランスが知っておくべき最新ポイントを徹底解説します。
- 従来は“会社に雇われている社員”だけが労災保険の対象
- フリーランス、業務委託者でも“主たる労働力”なら加入可能に
- 副業者にも“複数職場の給与ベースで補償”など柔軟な適用が拡大
知らないまま働くと「思わぬ損失」に…労災保険の基本ルールから最新事例まで抑えましょう。
社会保険・福利厚生との関係|労災保険は“働く人のセーフティネット”
会社の福利厚生は“社会保険”が前提!その基礎を押さえよう
福利厚生を組み立てる際、企業は「国が保障する社会保険」のラインを基準にします。
労災保険は“福利厚生の前提”となる制度のひとつであり、会社員だけでなく広い層を支えるセーフティネットとして進化しています。
- 社会保険は「健康・年金・介護・雇用・労災」の5つ(雇用・労災を“労働保険”と総称)
- 力点は“仕事に直結した災害・事故”への補償=労災保険
- 会社は国の保障水準+自社福利厚生で社員と働き手の安心を底上げ
働き方が多様化する中で、福利厚生・社会保険の見直しは不可欠です。
労災保険の大改正!フリーランス・副業者にも広がる保障の仕組み
フリーランスにも適用拡大!時代の要請で“労災”は進化中
ウーバーイーツや劇団俳優、舞台装置のスタッフまで…従来なら労災保険未加入だった人にも、
「主たる労働力」として携わる場合には労災保険加入が認められるように。背景には労働人口減少の危機感があります。
- フリーランス・業務委託者でも“本業に近い働き方”なら労災保険に加入可能
- 本人申し込み、保険料は本人負担(会社員は会社が全額負担)
- 国は“手厚い労災保障”で広い労働力を守り、安定的な働き方を促進
企業、個人どちらにも「自分に労災保険が適用されるのか?」制度の最新情報確認が重要です。
副業者への新制度|“複数職場”の給与も合わせて補償!
副業が一般化する中、労災保険も柔軟な対応が求められています。
従来は「事故に遭った会社の給与だけ」しか補償されませんでしたが、制度改正後は他職場の給与も含めた補償が受けられるようになりました。
- 2社で勤務する副業者は、どちらかで労災事故が起きると「両方の給与合計」を補償額計算に反映
- 従来の“一部給与のみ補償”から“手厚い補償”への制度拡充
- 副業・兼業でも生活維持しやすい社会保険設計が進行中
働き方の多様化にマッチした「公平・柔軟」な補償制度です。
通勤災害の定義拡大|合理的な経路なら定期券外も補償
通勤災害のルール|副業者・フリーランスも“職場間移動”を通勤と認定
労災保険による「通勤災害」も、以前よりずっと広く・実態に即して認められています。
- 通勤は「自宅と勤務先」だけでなく“複数職場間の移動”も対象に
- 副業者が本業→副業先へ移動中の事故も通勤災害として補償
- 定期券経路以外でも“合理的な経路”なら労災保険の通勤災害として認定
合理的な通勤ルートの柔軟認定で、働き方を選びやすい安心社会が実現しています。
まとめ〜労災保険は誰でも使える社会保障へ!副業・フリーランスも安心して働ける時代
「会社員だけが対象」の常識はもう過去。これからは副業者・フリーランスも手厚く守られる時代です。
制度の改正や適用範囲の拡大を先取りしておくことで、より安全・安心な働き方ができるようになります。
- 会社員に限らず、フリーランス・副業者も「主たる労働力」なら労災保険適用対象
- 制度改正で副業者も“全給与合算”で補償額計算など大きな進化
- 通勤災害は「合理的な経路」なら定期券外でも補償対象に!新しい働き方に最適化
最新の社会保険・福利厚生を正しく理解し、安心して自分らしい働き方を選べる社会を目指しましょう!
千葉商科大学会計大学院会計ファイナンス研究科 教授(専攻:社会保険、企業年金、企業福祉) 可児俊信
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