東急百貨店健康保険組合
1001名以上- 取り組み内容
- ・保健センターを自前で保有し、多方面から加入者の健康を献身的にサポート
・健診項目の充実化に力を入れており、歯科健診の受診率は95%を超える
- ベネフィット・ワンの提供する健康支援サービス(健康ポータル・健康ポイント等)の導入背景・活用状況
- ・加入者への情報提供をスムーズに行い、健康リテラシーを向上させることができるサービスを求めていた
・健康ポータルへ情報を集約し一元管理(結果、今までの運用事務手間が削減された)
首都圏を中心に百貨店・商業施設等を展開している東急百貨店とその関連会社、計8社が加入し形成されている東急百貨店健康保険組合様。
組合員様の健康維持・増進を目的とした取り組みを、日々実施されていらっしゃいます。
今回は、それらの取り組み内容やベネフィット・ワンの提供する健康支援サービスの活用状況などについてお聞きしました。
様々な取り組みを通して多方面から加入者の健康を献身的にサポート
―まずは、組合員様の属性を教えてください。
渡邉:被保険者数は約4,500名おり、そのうち60%以上が女性です。
被保険者のほとんどは首都圏に在籍し、被扶養者率が0.37%と非常に低いのが特徴です。
時代背景に合わせて出産育児制度を整えているため、女性の離職率は以前に比べ下がっています。
―組合様として力を入れてらっしゃる取組みについて教えてください。
渡邉:保健センターを自前で保有し、多方面から加入者の健康を献身的にサポートしています。地方勤務の方であっても、勤務地のそばにある健診施設と提携しているため、どの事業所で働いていても受診しやすい環境を整えています。
また、健診項目を特に充実させております。例えば、歯科衛生士が保健センターに常勤しているため、保健センターで健診を受ける方の95%が毎年歯科健診を受診しています。首都圏以外の事業所(札幌、長野)は、委託による歯科巡回健診を実施しています。
また、50歳以降の方を対象に3年に1回、人間ドックの受診を推奨しており、受診率も非常に高いです。
その他、インフルエンザ予防接種の集団接種を実施しています。
健康ポータルへの情報を集約・一元管理により運用事務手間の大幅削減に成功
―ベネフィット・ワンが提供する健康支援サービス(健康ポータル・健康ポイント等)の導入背景を教えてください。
渡邉:組合として様々な取り組みを行っていたものの、組合機関誌やホームページ掲載では閲覧数が低く、きちんと加入者に届いて活用できているのかが分からない状況でした。
私たちからの健康情報や想いをきちんと組合員に届け、組合員の健康リテラシーを強化していくには何ができるのだろうと検討していた際に、ベネフィット・ワンさんに出会い、説明会に参加したのがきっかけです。
詳しくお話を伺ったところ、特に健康ポータルの内容とコスト面が非常に魅力的でした。また、健康ポータルのみならず、重症化予防等のご提案などをいただけ、当健保で抱えている課題とマッチしたことが採用の決め手となりました。
―実際に健康支援サービスをどのように活用されていらっしゃいますか?
渡邉:導入前は年4回、医療費通知をはがきで送っていました。はがきの発行や送付にかかる事務作業はかなり手間で、加入者の健康増進に繋がっているのかも不明瞭でした。
しかし、今では健康ポータルで情報の集約・一元管理ができるようになったので、当時かかっていた手間が大幅に削減できて本当に助かっています。アップロードされた医療情報は組合員自身が直接閲覧できるので、組合員側にもメリットが生まれました。
健康ポータルは、ランニングコストと比較してとても有用だと感じています。
―健康支援サービスを、組合様として今後はどのように活用したいと考えていらっしゃるか教えてください。
渡邉:利用者の数はまだ目標に届いてはいないので、今後も様々な施策をベネフィット・ワンさんの協力を得て試していきたいと思っています。現在、健康ポータルや健康ポイントの存在と活用術を知ってもらう取り組みとして、組合員向けにチラシを共同で作成しています。デザインや配布の仕方なども日々ディスカッションを重ねており、結果が出るのが楽しみです。
ベネフィット・ワンの担当者は、健保の私たちでは持っていないような新しい健康情報や保健事業の情報を提供してくれるので、サポート面でもとても満足しています。具体的には、重症化予防事業にもいち早く取り組むことができたことや、ピロリ菌簡易キットの紹介、新型コロナウイルスの最新情報など、様々な情報を提供いただき助かっています。
他にも、婦人科系の支援の拡充など様々な取り組みたいことがありますので、今後も二人三脚で歩んでいきたいと思っています。
加入していてよかったと思ってもらえる健康保険組合を目指して
―最後に、今後の展望をお聞かせください。
渡邉:健保として、一番は組合員の健康維持増進が目的だと思っています。まずは、組合員一人一人の健康リテラシーを高め、健康維持増進、重症化予防、もし病気になってしまったときでもすぐに復帰できるような習慣作りを促進していきたいです。
特に、当健保では組合員との距離がほかの健保に比べて近く、顔が思い浮かぶ人も多くいます。一人ひとりが元気で働き、幸せになってほしいと心から願っていますので、加入していてよかったと思ってもらえるよう、今後も組合員に対し、親身に寄り添いサポートしていきたいです。
―ありがとうございました。
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