株式会社AHB
その他サービス関連 1001名以上- 取り組み内容
- ・手厚い教育制度:階層別の研修はもちろん、eラーニングでビジネスマナーや動物の病気について学んだりすることもでき、その他にも自己啓発活動の支援なども完備。
・ダイバーシティ推進:結婚お祝いや、慶弔休暇、家賃手当などは、事実婚や同性パートナーも、法的に認められた婚姻と同等に規程を改定、男性社員も育休を取得可能。
・業界では珍しく労働組合の設立
・トリマーが使用するハサミの購入費用を半額会社負担とし、メンテナンス費用は全額会社負担。
・社長から従業員への誕生日プレゼントや設立記念のプレゼントなど従業員を家族のように大切にしている。
- ベネフィット・ステーションの活用
- ・会報誌「SMILE!」にてベネフィット・ステーションのおすすめ記事を掲載
・店舗のある大型商業施設で利用
人と動物の幸せな共生社会を実現するため ペットショップ「ペットプラス」や、トリミングサロン、動物病院、ドッグパークなど様々な施設を全国に130店舗以上展開する株式会社AHB様。
社名のAHBは、Animal Human Bondの頭文字。人とペットのより良い関係を構築し、お客様に幸せなペットライフをお届けすることを目指すためには、従業員も幸せであることも大切と捉え、もともとサービス残業や休日出勤が当たりまえの業界で、職場環境の整備、教育制度、福利厚生の充実などの取り込みを積極的に実施されています。
今回は、それらの取り組み内容や、ベネフィット・ステーションの活用状況などについてお聞きしました。
ペットショップ業界の”当たり前”を変える
―社風やどのような想いをもった従業員の方が多いですか?
大池:私たちの使命は「幸せなペットライフを提供する」ことです。弊社では子犬、子猫に家族が決まることを”販売”ではなく”幸せ配達”と呼び、従業員のことを「幸せ配達人」と呼んでいます。
人も動物も必ず幸せにするという高い志を持って日々働いています。
―人事部として力を入れていることは何ですか?
大池:私たちの使命は人や動物を幸せにすることとお伝えしましたが、そのためには私たち従業員も幸せであるべきだと思います。働く従業員が幸せでなければ、お客様や動物への長期的なサポートは難しく、手が行き届かなくなってしまうからです。
もともとペット業界は命を扱う仕事ということもあり、サービス残業や休日出勤が当たり前の業界でした。弊社はここを変えていきたいと思っています。
―具体的にどんな取り組みをしていますか?
大池:今まで以上に多様性のある働き方、ライフステージに合わせた働き方ができるよう、従業員の職場環境を整え、給与や休暇、福利厚生サービスの充実など、従業員を幸せにすることに力を入れています。
①費用補助
ペットショップ業界では、トリマースタッフは業務で使用するハサミを自費購入することが一般的ですが、弊社では購入費用の半額を会社負担とし、メンテナンス費用についても全額会社負担としております。従業員からはとても助かっているといった声をよく聞きます。
また、腰に負担がかからない高さのシンクを設置するなど、従業員の健康面にも配慮を行っています。
②手厚い教育制度
入社時研修はもちろん、eラーニングを活用してビジネスマナーや動物の病気について学んだりすることができるよう環境を整えています。その他にも自己啓発活動の支援や、様々な階層別研修も用意しており、会社として従業員の成長を全力でバックアップしています。
③ダイバーシティ推進
雇用形態に関係なく、ペットの命を扱う仕事です。そのため、正社員と準社員はボーナスや有給取得といった待遇に差をつけていません。
その他、結婚お祝いや慶弔休暇、家賃手当などを、事実婚や同性パートナーがいる従業員にも適用できるよう規程を改定したり、男性社員も育休を取得したりするなど、ダイバーシティ推進にも積極的に取り組んでいます。
さらに、当社はペットショップ業界では珍しく労働組合も設立しています。
―労働組合の活動について教えてください。
加藤:従業員の賃金水準や労働環境をより良いものにするために日々活動しています。
日頃から各店舗へ赴き、現場の声をヒアリングしています(現在はオンライン形式でも実施)。
また、人事異動も多いため、異動してから1~2ヶ月経過した従業員に対しても個別ヒアリングを行うなど、従業員の気持ちに寄り添ったサポートをおこなっています。
その他、経済的な支援をする制度も用意し全面的にサポートしています。
例えば、万が一の事態に見舞われた場合でも、従業員の皆様が災害見舞金(火災や自然災害で自宅が全壊した場合は最大200万円)や弔慰金(本人が死亡した場合はご家族に対して最大300万円)といった制度を柔軟に利用することが可能です。
―ベネフィット・ステーションの導入背景を教えてください。
加藤:労働組合発足時、賃金水準や労働環境の向上以外にも何か従業員の役に立てないかを考えました。そんな時、福利厚生サービスが充実しているベネフィット・ステーションの存在を知りました。弊社が想い描く理想のワークライフバランスを、より充実させるためにピッタリだと思い導入を決めました。
―ベネフィット・ステーションの従業員評価はいかがですか?
加藤:弊社の店舗の多くは大型商業施設内にあり、その商業施設内で利用できるメニューを予め探しておいて、いつでも利用できるように準備している従業員も多いです。
中でも、映画館や水族館などのアミューズメント施設、カフェやファミリーレストランなどの飲食店で使える割引サービスはとても人気があります。
また、休日にベネフィット・ステーションを利用しているという声もよく聞きます。
―ベネフィット・ステーションの利用促進はどのように実施されているのか教えてください。
加藤:従業員に親しまれている会報誌「SMILE!」内にベネフィット・ステーションのコーナーを設け、従業員にフィットする情報を発信しています。会報誌内で記載される内容は、従業員同士の会話でも話題に上がり、認知度も徐々に向上していきました。その結果、ベネフィット・ステーションの利用率が200%アップしました。
人と動物の幸せな共生社会を実現するために
―貴社として今後の展望を教えてください。
大池:2021年9月より、AHBカレッジが開講します。今以上の成長を目指すには、従業員それぞれが自らの業務に関わる知識を補う場が必要です。AHBカレッジは様々なメニューの中から本人の意思で興味ある分野の知識や技術を高めることができる自己啓発支援制度です。
弊社には獣医師や、トリマーなど、その道のプロフェッショナルが数多く在籍しています。そういったメンバーが講師となり、プロの知識を部署横断で共有し、従業員が互いに助け合う会社風土を作っていきたいと思っております。
また、パートナードッグ&キャットといって、ブリーディングを引退したワンちゃん・ネコちゃんたちにセカンドパートナーを見つける取組もスタートしています。新しい家族のもとで笑顔溢れる幸せなセカンドライフが送れるように、獣医師やスタッフによる徹底した健康管理や新しいご家族との生活に順応するためのトレーニング等も行っています。
コロナウイルスによる影響もあり、改めて多くの方がペットと暮らす魅力に気付きました。
私たちは全てのワンちゃん・ネコちゃんと人間の幸せな共生社会を実現するため、真摯に命と向き合い、これからも全力で取り組んでまいります。
―ありがとうございました。
「福利厚生」に取り組もうと
お考えの企業担当者さまへ
ベネフィット・ステーションは、従業員満足度を向上し、健康経営やスキルアップを促進する総合型福利厚生サービスです。
グルメやレジャー、ショッピングだけでなくeラーニングや介護・引っ越しなどライフイベントに関わるものまで、幅広いメニューを取りそろえています。
さらに
・Netflixが見放題のプラン
・お得な特典や割引がついたサービスを会員企業の従業員様が給与天引きでご利用頂ける、給与天引き決済サービス
などをご用意しています。